自炊していると必ず出る生ごみ。あなたはどうしていますか?
私はごみの日までいつも冷凍していましたが、コンポスト(生ごみを土に埋めて微生物の力で生ごみを分解し堆肥にすること)を利用してから生ごみがなくなりました。
コンポストにもいろいろな種類がありますが、私が使用しているのはLFCコンポスト。バッグ型のおしゃれなデザインでにおいも出にくく、マンションでも利用しやすいコンポストです。
専用バッグ(幅約51cm×高さ約45cm)にコンポスト基材を入れて使用します。ペットボトルをリサイクルしてできたフェルトのような素材です。
バッグ内側の生地もしっかりとした作り。
ファスナーもすき間なく閉まるので雨水や虫の侵入を防げます。
コンポスト基材は植物性の有機性廃棄物をゴールデン比率でブレンドしたもの。ワラや炭のようなものが入っています。
使い方は野菜のくずをコンポストに入れてスコップで軽くかき混ぜるだけ。
できるだけ細かくした方が微生物が分解しやすいです。私はキッチンばさみで小さく切っています。
ちなみに、たまねぎの皮は鍋にお湯を入れてつけておき出汁をとっています。たまねぎの皮には「ケルセチン」というポリフェノールの一種が豊富に含まれているとのこと。
毛細血管を丈夫にして血液をサラサラにしたり、善玉コレステロールを増やす効果を期待できます。
コンポストの最適な設置場所はベランダなど風通しのいい場所ですが、私は室内のキッチンの収納扉に設置。
「ニオイが気になるかな?」と思ったのですが、全然ニオイがなくキッチンにおいても問題ありませんでした。キッチンに置くとすぐに生ごみを投入できるので便利です。
3ヶ月間ほぼ毎日生ごみを投入したコンポスト。おもに野菜やフルーツの皮、卵の殻などを入れています。
たまねぎの皮や卵の殻などは分解しにくいようで残っていますが、それ以外の生ごみはほぼ分解されました。
生ごみの投入が終わった後は、堆肥として使用できるように約3週間熟成させます。
できた堆肥の活用法
家庭菜園に使う
完成した堆肥は、堆肥:用土(赤玉土など)=1:2〜3でブレンドして家庭菜園やガーデニングなどで使うことができます。しっかり乾燥させることで長期保存も可能です。
堆肥の回収サービスに出す
自治体によっては堆肥を無料で回収しています。
また、LFCでもイベントなどで定期的に堆肥の回収サービスを実施。堆肥の処理に困ってしまった場合も安心です。
My LFC ファーマーを利用する
My LFC ファーマーとは、LFCコンポストでできた堆肥を回収し、堆肥で育てた有機・無農薬の野菜が届くサービス。
参加費(2,800円~)と送料が必要になりますが、自分で作った堆肥がおいしい野菜になって返ってくるのは嬉しいサービスです。
わからないことはLINEで相談もOK!
初めてLFCコンポストを利用すると、「これは入れていいの?」「虫が発生した!」など、わからないことが出てきます。そんなときはLINEですぐに相談OK。
私はできた米ぬかを入れてよいのか質問しましたが、その日のうちに「コナダニなどが発生することがあるため投入されないように…」と返事がきました。
コンポストが初めての方でも気軽に相談できるのは心強く嬉しいサービスです。
LFCコンポストのデメリット
LFCコンポストの唯一のデメリットは、ランニングコストがかかること。基材はずっと使えるわけではなく定期的に交換が必要になります。
基材は1コ2,068円+送料660円。交換頻度は生ごみの量によって1~6か月となり、3か月毎の交換となると1か月あたり約900円です。
ちなみに、定期便を利用すると1コあたり200円OFFとなり少しだけお得に。1~3か月頻度(最大6か月まで延長可)で届けてくれます。
最初は上手くできるか不安だったコンポストですが、生ごみがなくなりごみ出しの回数も週1回から2~3週間に1回に減りました。
またできた堆肥でベランダ菜園にも挑戦!あなたも今日からコンポスト生活を始めてみませんか?