シミがついた服をベンガラ染めでアップサイクル(染め直し)

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シミや黄ばみが落ちなくてずっとクローゼットにしまったままだった服を、ベンガラ染めでアップサイクル(染め直し)しました。

ベンガラ染めとは

土からとれる酸化鉄が主原料の染色方法。化学薬品を一切含まない人体にも環境にもやさしい天然染料です。

染料は古色の美で購入。1本50ml入りのミニボトル3本セット(茜・ウコン・古色)と下染め剤です。

ほかにもオレンジ系、ピンク系、紫系、グリーン系、ブラウン系などさまざまな色があります。土を焼く温度と調合を変えることでさまざまな色を作り出しているとのこと。

ベンガラ染めの手順も同封されているので、はじめてでもわかりやすいです。

ベンガラ染めできるのは、コットン・リネン・麻・紙・レーヨン・ウール・シルクなどの天然素材です。

ポリエステルなど化学繊維は天然素材に比べて染まりにくいようです。

下染めをする

今回染める服。まずは下染めを行います。下染めをすることで濃く発色よく染めることができ、色が定着しやすくなるとのこと。

下染め剤の量は生地の重さで決まるので重さを量ります。目安は生地の重さに対して3%。今回は約300gなので、300g×3%で9mlです。

小さじ1杯が約5mlなので、2杯で約10mlになります。

バケツに服が浸るくらいの水と下染め剤を入れてかき混ぜたあと、服を入れて2~3分しみ込ませます。

手絞りしたあときれいな水で2回すすぎ洗いして、脱水or手絞りして下染めは終わり。

下染めは1回で行った方がラクです。今回はバケツが小さいので2回に分けました。

ベンガラ染めをする

バケツに服が浸かるくらいの水と染料を入れてかき混ぜ、服を入れたあと1~2分染料をよくもみ込みます。

50mlのボトルでTシャツ1枚(約200g)が染られます。

開封後の染料は長く持たないようなので、今回は全部入れてしまいました(本来は色を見ながら少しずつ液を足していく方がいいようです)。

染まり上がったら脱水or手絞りして乾かします。余った液は分解されて土に還るため、排水に流しても問題ないとのこと。

染め上がった服。とても色鮮やかに染め上がりました。ウコンは想像以上の黄色!生地の重さに対してやはり染料の量が多かったかもしれません。

少しムラもありますが、ほぼ満足の仕上がり。

気になっていたシミや黄ばみも目立たなくなりました。

思っていたよりも簡単に楽しく染めることができ、ベンガラ染めにハマってしまいそうです。白い服や下着を買って自分好みの色に染めるのもいいかもしれません。

シミや黄ばみで汚れてしまった服があれば、捨てる前にアップサイクル(染め直し)してみませんか?

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