つる性で茎や葉が紫色を帯びていることから名付けられたとされる夏野菜で、おひやしやスープ、和え物などに使われます。
基本情報
科名 | ツルムラサキ科 |
原産地 | 東南アジア(インド・マレーシアなど) |
種まき時期 | 4月下旬~5月 |
収穫時期 | 7月~10月 |
種まき~収穫まで | 約1か月 |
発芽適温 | 20~30℃ |
発芽日数 | 7日~14日 |
日当たり | 日なた(暑さにとても強い) |
土壌 | pH5.0~7.0 |
根の形態 | 主根浅根型 |
特徴と種類
特徴
- 見た目:濃い緑色の葉に、茎は緑または赤紫色。肉厚で光沢があり、つるを伸ばして育つ
- 味・食感:少し粘りがあり、クセはほとんどない。加熱するとぬめりがある
- 育てやすさ:一度植えるとぐんぐん伸びて、夏の間収穫できる
種類
赤茎種

茎が薄い紫色で、ピンク色の花を咲かせます。観賞用として栽培されまることが多いですが、食用としても利用できます。
緑茎種

茎と葉が鮮やかな緑色で、赤茎種よりもクセがなくて食べやすいため食用として流通しています。
育て方のポイント
- 日当たりと高温多湿を好む(乾燥には弱い)
- 十分暖かくなってから種をまく
- 種をまく前日に一晩水につけると発芽しやすい
- 1つの穴に3粒まき1cmほど土をかぶせる
- 本葉4~5枚で1本に間引き、草丈50cmほどで摘心する
- 側枝が伸びてきたら側枝に2~3枚の葉を残し、つる先を15cmの長さで収穫する
- 下葉から1枚おきに葉だけ収穫もできる
しその栄養素・成分
しそ(生)可食部100gあたり
エネルギー | たんぱく質 | 炭水化物 |
11kcal | 0.7g | 2.6g |
食物繊維量 | ナトリウム | カリウム |
7.3g | 9mg | 210mg |
カルシウム | マグネシウム | リン |
150mg | 67mg | 28mg |
鉄 | 亜鉛 | 銅 |
0.5mg | 0.4mg | 0.05mg |
マンガン | βカロテン | ビタミンA |
0.29mg | 3000μg | 250μg |
ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンE |
0.03mg | 0.07mg | 1.3mg |
ビタミンB6 | ビタミンC | ビタミンK |
0.09mg | 41mg | 350mg |
ナイアシン | 葉酸 | パントテン酸 |
0.3mg | 78mg | 0.21mg |
オレイン酸 | リノール酸 | リノレン酸 |
– | – | – |
注目成分
- ムチン:ぬめり成分で保水性が高く、胃腸を保護して消化を助ける
- アントシアニン:赤茎種に含まれる赤紫色の色素成分で、抗酸化作用がある
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