バジルは、さわやかで甘い香りが特徴のハーブ。古代ギリシャでは「神聖な薬草」、インドでは「トゥルシー=神の草」とされ、料理や、ハーブティー、薬草などにも利用されています。
基本情報
科名 | シソ科 |
原産地 | インド |
種まき時期 | 4月~6月 |
収穫時期 | 6月~10月 |
種まき~収穫まで | 2か月 |
発芽適温 | 20~25℃ |
発芽日数 | 5日~10日 |
日当たり | 日なた〜半日陰 |
土壌 | pH6.0~6.5 |
根の形態 | 主根深根型 |
種類
スイートバジル

バジルの代表的な種類でさわやかな香りが特徴。パスタやピザなどイタリア料理に使われ、ジェノベーゼソース用のジェノベーゼバジルもあります。
ホーリーバジル(トゥルシー)

薬効が強く、インドでは神聖なハーブとしてお茶にも使われます。スパイシーな香りが特徴で、ガパオなどのタイ料理にぴったりです。
レモンバジル

レモンのようなさわやかな香りが特徴のバジル。サラダやスープの薬味として使われたり、さっぱりとした料理に合います。
シナモンバジル

シナモンのような甘くスパイシーな香りが特徴のバジル。料理や薬草のほか、観賞用としても人気があり、お菓子や紅茶にも合います。
ダークオパールバジル

葉が濃い紫色をしているのが特徴。見た目も楽しめるため観賞用として栽培されることも多いほか、サラダなどの料理やハーブティーにも利用されます。
ブッシュバジル

小さな葉とさわやかな香りが特徴でイタリア料理でも人気のバジルです。パスタやピザなど料理の飾りにもよく利用されます。
育て方のポイント
- 日当たりと風通しが良い場所を好む
- 強い日差しや乾燥、寒さには弱い
- 10cm間隔で種をまき、隠れる程度に土をかける
- 草丈が20cmほどになったら収穫開始&摘心する
- 下から3節ほど残して摘心するとわき芽が増えてたくさん収穫できる
- 花が咲くと葉がかたくなるので摘みとる(花穂も食べられる)
バジルの栄養素・成分
バジル(生)可食部100gあたり
エネルギー | たんぱく質 | 炭水化物 |
21kcal | 2g | 4g |
食物繊維量 | ナトリウム | カリウム |
7.3g | 1mg | 420mg |
カルシウム | マグネシウム | リン |
240mg | 69mg | 41mg |
鉄 | 亜鉛 | 銅 |
1.5mg | 0.6mg | 0.2mg |
マンガン | βカロテン | ビタミンA |
1.91mg | 6300μg | 520μg |
ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンE |
0.08mg | 0.19mg | 3.9mg |
ビタミンB6 | ビタミンC | ビタミンK |
0.11mg | 16mg | 440mg |
ナイアシン | 葉酸 | パントテン酸 |
0.6mg | 69mg | 0.29mg |
オレイン酸 | リノール酸 | リノレン酸 |
– | 68mg | 300mg |
注目成分
- リナロール:バジルの香り成分で、リラックス作用がある
- オイゲノール:ホーリーバジルに含まれる香り成分で、抗菌・鎮痛作用がある
- シネオール:清涼感のある香り成分で、リフレッシュ効果がある
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