布ナプキン販売店でつけ置き洗浄剤としてよく推奨されているのが、アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)です。
その理由は、たんぱく質が主成分である血液はアルカリ性で落ちやすいという性質があるため。
ですが、それ以上に汚れ落ちがいいのが「とれるNo.1」です。
とれるNo.1とは?
とれるNo.1は、米ぬか・フスマ・有益微生物(納豆菌、麹菌など)で作られたバイオ洗剤。
合成界面活性剤も一切含まれておらず、微生物が作り出す酵素によって汚れを分解し、きれいにするという洗浄剤です。
布ナプキンのつけ置き洗い以外にも、お風呂やキッチン、トイレ、リビングなどさまざまな場所の掃除に使えます。
液体タイプと粉末タイプがありますが、布ナプキンのつけ置き用には粉末タイプがおすすめです。
とれるNo.1のつけ置き洗い方法
とれるNo.1を取り扱う「地球洗い隊」でも紹介する、布ナプキンの汚れを早く落とすつけ置き洗い方法をご紹介します。
STEP1.つけ置き用液を作る
とれるNo.1は、微生物が作り出す酵素が洗浄成分となっていますが、粉末タイプはこの微生物が眠っている状態なんだとか。
水を加えることで微生物が活発になり酵素を作り出すので、生理が始まったらすぐにつけ置き用液を前もって作っておきます。
- 目安は水2Lに対して粉末とれる小さじ2
- つけ置きする直前ではなく前もって作っておく
STEP2.予洗いする
汚れたナプキンはつけ置きする前に予洗いをします。
バケツやたらいに水かぬるま湯(30~40℃)を溜め、何度か水を変えて、布ナプキンから赤い液体が出なくなるまですすぎましょう。
洗濯板で押し洗いすると、奥に入り込んだ血液汚れをしっかり落とすことができます。
- 生地を傷めるゴシゴシ洗いはNG。押し洗いや振り洗いで優しくが基本
- 血液は冷たい水だとかたまりやすいため、ぬるま湯で
STEP3.つけ置きする
バケツに布ナプキンの汚れた面を下にして入れ、布ナプキンがつかるまでつけ置き用洗浄剤を入れます。
つけ置き時間は1~2時間、長くても2~3時間。長時間のつけ置きは雑菌が繁殖する場合もあるので注意しましょう。
STEP4.すすぐ
つけ置き後はしっかりとすすぎます。絞る際は軽くたたんでから握って水分を飛ばすか、乾いたタオルではさんで水分を吸わせましょう。
汚れが気になる場合は、布ナプキンに固形石けんをすり付けて泡立てながら洗うときれいになります。
STEP5.干す
殺菌を兼ねて天日干しが一番ですが、部屋干しの場合は扇風機の風などをあててなるべく早く乾くようにしましょう。
生乾きは雑菌やカビの原因となるので、しっかりと乾かすことが大事です。