カブは根も葉もまるごと食べられる日本の伝統的な野菜のひとつ。地域によってさまざまな形や大きさがあります。
基本情報
科名 | アブラナ科 |
原産地 | 地中海沿岸 |
種まき時期 | 3月~4月、9月~10月 |
収穫時期 | 5月~6月、10月~12月 |
種まき~収穫まで | 40~60日 |
発芽適温 | 20~25℃ |
発芽日数 | 2日~5日 |
日当たり | 日なた~半日陰 |
土壌 | pH6.0~6.5 |
根の形態 | 主根深根型 |
特徴
- 見た目:白くて丸い根と青々とした葉
- 味:根は甘みとほんのり辛みがあり、葉は少しピリッとした風味がある
- 食感:根はやわらかくてみずみずしく、葉はシャキシャキしている
- 育てやすさ:生長が早く病害虫も少ないので育てやすい
育て方のポイント
- 1cm間隔で種をまき、種が隠れる程度に土をかける
- 子かぶは5cmほど、中カブは7cmほど、大株は12cmほどで収穫する
- 収穫適期を過ぎると玉割れやスが入るので適期を逃さない
カブの栄養素・成分
根の部分にはビタミンC、葉の部分にはβカロテン、カルシウム、鉄分、ビタミンCなどが多く含まれています。
カブ(生)可食部100gあたり
上:葉、下:根
上:葉、下:根
エネルギー | たんぱく質 | 炭水化物 |
20kcal 18kcal | 2.3g 0.7g | 3.9g 4.6g |
食物繊維量 | ナトリウム | カリウム |
2.9g 1.5g | 24mg 5mg | 330mg 280mg |
カルシウム | マグネシウム | リン |
250mg 24mg | 25mg 8mg | 42mg 28mg |
鉄 | 亜鉛 | 銅 |
2.1mg 0.3mg | 0.3mg 0.1mg | 0.1mg 0.03mg |
マンガン | βカロテン | ビタミンA |
0.64mg 0.6mg | 2800μg – | 230μg – |
ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンE |
0.08mg 0.03mg | 0.16mg 0.03mg | 3.3mg – |
ビタミンB6 | ビタミンC | ビタミンK |
0.16mg 0.18mg | 82mg 19mg | 340mg – |
ナイアシン | 葉酸 | パントテン酸 |
1.7mg 0.08mg | 110mg 48mg | 0.36mg 0.25mg |
オレイン酸 | リノール酸 | リノレン酸 |
– | 4mg 12mg | 28mg 40mg |
注目成分
- グルコシノレート:カブの辛み成分。体内で分解されて「イソチオシアネート」という物質になり、抗酸化作用や解毒作用などが期待される
- アミラーゼ(ジアスターゼ):消化酵素の一種。消化促進や、胃もたれ・胸やけを和らげる効果が期待される
調理のコツ
アミラーゼは熱に弱く、70℃以上の温度で加熱すると働きが弱まるため生でサラダや浅漬けがおすすめ
アオイ科
アカザ科
アブラナ科
イネ科
ウコギ科
ウリ科
キク科
サトイモ科
シソ科
セリ科
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ツルムラサキ科
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